クックック
LHのソファに座る頃には、気持ちの切り替えが出来ている。
I氏は、謝らないが、まぁよろしいでしょう。
謝らない代わりに、まめまめしく冷たいカクテルをつくってくれたりする。
クックック。
「お風呂入りましょうか」
「まだ、いちゃいちゃしていたいの」
I氏に跨り猫のようにジャレつき、甘えてキスを求める。
「myさんは、Sなの?Mなの?」
歩きながら、ビシビシI氏を扇子で打っていたことを言っているらしい。
「そんな事・・・今更」
「ねぇ、あの時なんで帰らなかったんですか?」
「え?」
「本来のmyさんだったら、プイッと帰るところだったでしょう?
どうして付いて来たのかな?
」
「ん〜」
泣いたのも怒ったのも、相手がI氏だったからであって、
通常は、そんな感情的にはならない。
付いて来てあげたのよ。
プイッと帰ったところで、I氏の性格上追っては来ないだろうし、
また、それに腹を立てる自分が目に見えている。
大人げない行動をとって、気まずい思いをし合うよりは、
多少の不満はアピールした上で、
丸く収めた方がお互いの為というもの。
「こうされたかったから、付いて来たんだ」
背もたれに後ろ向きに膝立ちで手をつかされる。
「ホラ、コレが欲しかったから付いて来たんだよね」
I氏は左手で胸を右手でクリトリスを弄り耳元でささやく。
先般のことを蒸し返して言っているのではない。
私をいたぶるツールとして言葉を使っている。
私も言葉での辱めを受け入れることはあるが、
今回ばかりは違う。
立ち直りも切り替えも早い私ではあるが、
頭の中からDeleteしているわけではない。
I氏こそ、私が帰ってたら困ったでしょうに、
一緒に来てホッとしているのでしょうに。
まぁ、そんなことを言ったところで興ざめなだけなので、
「もぅ・・・・」なんて言っておいたりする。
クックック。
指が舐めるように蜜壺の入り口を滑る。
体温が芯から熱くなる。
「あぁん」
「もう、濡れてる」
しれっとしていても、
恋人の愛撫にカラダは素直に反応する。
"オンナ"である悦びが蜜となって溢れ出す。
服を脱がされ、紐ショーツに手が掛かった。
「そこは、紐を解いて・・・」
「分かってるの。言わなくていいの。そういうことは」
クックック。I氏の一端が見えた。
やはり、リードしたがり、仕切りたがり。
I氏は「sure」とか「up to you」なんてよく言うけれど、
否、よく言っていたけれど、
最近は、基本的に俺仕切りたがり。
俺様的なこともある。
でも悪くは無い。
やっと出てきたな・・・である。
そういうタイプであることは、分かっていた。
失礼ながら、よくぞ今まで我慢してこられましたね。
と二重丸をあげたいくらい。
などと高飛車に思っているとビビッと刺激が走る。
例のイルカがクリトリスを襲った。
「キャッ」
「感じる?」
「くすぐったいわ」
「これでも?」
さらにレベルを上げられ責められる。
くすぐり地獄。
腰を左右に振って逃げてしまうけれど、
それも後から見ているI氏にとっては興を催すらしい。
「どうなの?ん?」
「ダメダメ・・・・」
本当にその刺激はくすぐったいだけで、苦しいくらい。
「ダメなの?じゃぁこっちだ」
バイブが唸りをあげて蜜壺の中に入る。
「はぅん」
ズブズブと出し入れ、グリグリと中を捏ねられ、
ズンズン奥まであたる衝撃。
「ああぁぁぁ・・・・ん」
モーター音とともにジュブジュブといやらしい音が溢れ続ける。
「ほらほら、感じまくっちゃって・・・・myは俺のオンナだな?」
「う・・・・ん・・・あぁぁん」
返事もろくに出来ないくらい快感を与え続けられる。
「そうだ。俺のオンナだな」
生意気言っても、可愛い俺のオンナと弄られる。
「あぁっ!あっ!いやぁッ!ダメ!もう、堪忍して・・・・・」
意識が飛びそうになるくらい喘ぎは絶叫に変わって、落ちていく。
バイブが抜かれやっと呼吸ができる。
「ほら、見てごらん」
合皮の艶のあるソファの上に液体がこぼれている。
「お潮噴いちゃってたのね」
ティッシュで拭こうとすると、I氏が制止する。
「だめだめ、そのまま」
「だって、よごしちゃうわ」
「いいの。そのままにして」
初めて、I氏からの刺激で出た"お潮"。
I氏も感激らしい。
記念の大切な証拠のように拭かせない。
クックック。
こういうI氏が好き。
言葉にしないまでも満足げで、とても可愛げがある。
理屈っぽくて、俺様的で、素直じゃないけれど、
芯の悦びは、隠せずに顔に出るところがイイッ♪
こんなヒト、私じゃなきゃダメね・・・・なんて、
生意気なことを思うけれど、
I氏はI氏で、こんな生意気なオンナ、
俺じゃなきゃダメだな・・・・なんて思っているわね。
それで好かれ合っているのだから"ヨシ"ということ。
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