デパ地下デート
アレもしたいね。コレもしたいね。
次に逢うときには、こんなことしようね。
無理をしない範囲で、お互いに提案しあう。
今回の逢瀬での、計画その1.「デパ地下デート」
『デパート』それも都心の・・・知り合いに会う可能性は大。
でも、"木は森に隠せ"。
郊外のアウトレットなどに行くよりも、よほど安心。
仮に誰かに遭遇しても、見られても、
「スタッフにお弁当を買って行ってあげてたのよ。
一緒にいた男性?会社の人よ。
・・・・そんなところでデートなんてするわけないじゃない」
理由はいくらでも出来るのだ。
実際、スタッフを連れてデパ地下でお昼を買うことはありますしね。
I氏としては、手を繋いで郊外のデートもしてみたいらしい。
私もしたくないことはないけれど・・・
「郊外に出かけて行って、
あたかも夫婦のように手を繋いでいるカップルもいますよね」
「・・・いますね。
でもそういう日常的じゃない場所では、かえって目立つものですのよ。
それに私、目撃報告、結構されますもの」
「海外なら」
「海外でもです。もちろん宇宙でもです。
よほど日本の都心街中の方が逆に不自然ではないのですのよ」
ということで、都心の某デパート地下食品フロアで、デートを決行。
そのデパートは、一年前にリニューアルされてから、
売り場がゆったりとしていて、ライティングも品が良い。
食品フロアにありがちな雑多感が無く、気持ちよく買い物ができる。
I氏が少し遅れるという連絡が入ったので、
先にアイスワインを冷やしてもらうために、セラーに潜って物色。
このために、どうやら電波が繋がらず、I氏が売り場中私を探すはめに(笑)
「やっと見つけました」
後からスーッと寄ってこられた。
おっとっと・・・気持ち距離を若干離す。
「今、アイスワインを冷やしてもらっていたところでしたの。
その間にお買い物いたしましょ♪」
「いいですね。myさんは何を召し上がりたいですか?」
「Iさんは?」
「私は、何でもOKです。up to you」
「ではですね・・・・・」
と、売り場中あっちこっちとI氏を引き回して少しずつおいしいところを購入。
「コレ、ウマそッ!!」
「私も今、そう思いましたわ!!」
などと、お互いの食指が同時に動くのも楽しい。
小さな袋をいくつもI氏に持たせて、地上に出た。
目指すは、LH。
道を選んで歩いて行く。
白昼ストレートには、なかなか行けない。
小さなわき道を通り進む。
何気なく他愛も無い会話をしながら・・・
「少しずつ、myさんが柔らかくなってきた」
「え〜?」
「さっきは、ビシッて感じだったけれど、良い感じになってきましたね」
まぁ、"木は森に"と言えども、あの場ではデレデレとはしてられませんもの。
一歩ずつ、気だるさを含んだ少し甘い口調に私はなって行く。
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これが、スーパーマーケットだと、また変に浮くのよね。
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