siesta
I氏がキーを受け取っている間、私はエレベータ前で待つ。
飛び込んだLHは小ざっぱりとしていて、
変なイヤラシさがなく、この界隈のLHらしく上手くまとまっている。
「お待たせいたしました」
I氏が、心弾ませているような軽やかな足取りで近づいてきた。
エレベータの扉が閉じると同時にぎゅっと抱き寄せられ、
唇が重ねられる。
少し遠慮がちに、でも抑え切れなかった感情が唇に伝わる。
「まさに、シエスタに丁度良い感じですわね」
天井の高い部屋の壁にバレンシア風にテラコッタタイルが貼られていて、
西日が差し込んで来ている。
部屋に入って、いきなりの熱い抱擁・・・・は無い。
落ち着かないのか、物慣れているのか、ススーッとI氏は立ち回る。
外が見えるカーテンを閉め、照明の調光、BGMのセレクト。
自分の上着をクローゼットに掛け、私のジャケットも掛けてくれる。
続いて、浴室のバスタブにお湯を張り、外にあるバスタブのお湯のセット、
「入浴剤入れていいですか〜?」と浴室から響く声。
「構いませんわ〜」
私は動かずに、ソファーに座ったまま、I氏の所作を眺める。
こういう物慣れた感じは、私を安心させる。
見方によっては、手練のような行動だけれど、
過去に大人の恋愛をしてきた男性の方が、
組しやすく、落ち着ける。
うつつから、うたかたの甘美な世界に一速で飛び込むには、
男と女は、できるだけはやく同期をとりたい。
ヘタな遠慮や恥ずかしさにまどろこしくすると、
所在無く、かえって照れてしまう。
身も心も解放させるには、ストレートな方がいい。
ただ、今のI氏は、半分落ち着かない心を
動き回りながら制しているというような感じもする。
それが、とても可愛らしく見えてしまう。
「少し飲まれますか?」
ひと準備を終えて、I氏がお酒を出して横に腰掛けた。
フルーツ系のお酒を、用意して来てくれていた。
「まぁ用意がいいのですね」
「myさんに気持ちよくなっていただくためでしたら、手間もいといませんよ」
「うふふ。"ランチ"するだけっておっしゃってたのに(笑)」
「いや、もうドキドキでした。これが無駄になるのではないかって」
「自信、おありだったのでしょう?」
「そんな事ありませんよ。今だって、どうなのよ?って感じですし」
「さっき、私申し上げましたでしょう?」
「でも、あれは、なーんか・・・・やっぱりどうなのよ?」
「だめですか?・・・・まだ信用できません?・・・わかりました」
私はソファに正座し、I氏を向き、三つ指をつき、
「よろしくお願いいたします」
とあらためて頭を下げた。
そして、頭を上げると同時に、I氏の胸の中へ飛び込んだ。
「myさん、本当ですね。やっと私の女(ヒト)になってくれた・・・」
きつく抱きしめられ、深い深いキスを交わし合う。
背中に回った手が、ワンピースのファスナーを下ろし、
胸乳に手を差し込まれた。
私も前回のような戸惑いもなく、
はだけた胸元をI氏の顔に持っていく。
「胸も美しいですね・・・」
乳首を舌で転がされると、甘い電流がカラダを走り、
小さな吐息が漏れる。
「あぁぁ・・・うん」
「いい声。もっと聞かせてください。あとで・・・
まずは、お風呂。リラックスしましょう」
二つのお風呂を楽しみ、
ベッドでは、お互いの感じる部分を触れあい、探り合った。
私の体調があまり良くなかったので、
私の絶頂を迎えさせることができないと、I氏は申し訳なさそうだったけれど、
私は、イカなくても充分に満足できたし、I氏も充分に私の中を堪能したようだった。
なによりも、
「愛してる」
と言われて、
「私もよ。愛してるわ」
そう答えられたことに、I氏も私も安心した。
それが、今日の一番の収穫だった。
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●肌露出の時期● |
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詳細報告?記憶が飛んでしまいました(笑)
でも・・・・かなりの筋肉痛になってしまいましたのは確かです。
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